思いは叶う

2017年2月11日、一人の受験生が第一志望に合格しました。

その人はその高校に行きたくて行きたくて、他の高校はまったく考えられなくて、毎日寝る前に合格を神様にお願いし校内写真を肌身離さず、通学している自分をイメージすることを日課にしていました。

勉強もできることはすべてやる。一切妥協はしませんでした。部活が終了してからは土日だけで24時間、学校がある平日は塾で25時間、あとは早朝と塾からの帰宅後の勉強を加えると週当たり60時間(一日平均8時間以上)になりました。

冬期講習20日間で何と250時間(一日平均12時間以上)を勉強に費やしました。その驚異的な勉強時間を苦もなく(少なくとも私にはそう見えましたが)計画学習の元、自主的かつ主体的にこなしていました。

そして2月10日入試本番、本人は塾の授業中は気丈に振舞い「自分の持っているものはすべて出したから悔いはない」と言っていましたが、私が3年生に公立の話をし出した頃からうつむきがちになり、ついに授業終了間際泣き出してしまいました。

「きっと今日の試験は落ちている。だから公立の過去問もやらなければいけないこともわかっている。でも行きたい高校もない、自信もない、もう落ちたくない、どうすればいいかわからない」試験では英語と理科が出来なかったらしいのです。実際5年間の過去問でも合格基準に達したのは1年だけでした。

当たり前の話ですよね。ずーっとその高校だけを目指してきてテストが終わった当日に「じゃあ次は公立だね。どうする?」って言われても返事できるわけないですよね。

実は昨年12月一度その高校を受験していました。校長推薦で受験しましたが書類審査で落とされたのでした。

一度落ちた学校をもう一度受験するのはかなりの勇気が必要です。

「同じ学校を2度落ちたらショックは大きいよ。」

「大丈夫、覚悟はできているから。ダメもとで受けたい。」

その日から計画を一から練り直し、徹底した過去問中心の予定に組み替えました。

そして2度目の受験を迎えたのでした。

次の日の朝お母様から「今日は塾に行けそうにありません。どうすればいいかわからないみたいで、昼から発表もあるので一日休ませます」とお電話をいただきました。

そして16時過ぎ実質2.5倍を越す倍率を乗り越えみごと合格しました。電話で合格の報告を受けた時、私はすぐに返事を返すことが出来ませんでした。すでに感極まっていたのだと思います。何か言わないといけないと思い、やっと出たことばは「ありがとう」でした。

それが私の本心だったと思います。「思いは叶う」「意思あるところに道は開ける」ということを改めて私に思い起こさせてくれた合格でした。

結局24人中合格者は9人だったそうです。

「ありがとうございました」と言われたような気がしますが、はっきり覚えていません。お礼を言うのは私の方でした。

ネガティブになる自分と闘い、もしだめだったらという恐怖心と闘い、でもかならず合格してみせるという強い思いをもって一心に勉強に励んできた確固たる信念に頭が下がります。

万が一だめだったらを考えて先の公立受験の話を持ちかけた自分が恥ずかしくなりました。

これから先どんな困難に出会っても決して逃げず、自分を信じて最後の最後まで諦めない、そんな人生をこれからも歩んでいくだろう。そういう生徒と出会えたことを誇りに思ってこれからも生徒と向き合っていこうと改めて決意しました。

他の中3生も負けず劣らず、食事と睡眠以外のほとんどの時間を勉強に費やしています。そのことは彼らから提出される日々の学習計画を見ればよくわかります。

もちろん桜咲く頃自分が思っていた高校の制服を誰もが着ることができると確信していますが、努力の先に成功があるとは限らない。しかし今している精一杯の努力はこれから先かならず起こるであろう困難に立ち向かう勇気の根源になることを疑う余地はありません。

私立の受験が終了し、20日の特色受験を皮切りにいよいよ公立受験が始まります。

NOW    GAME ON !    GO FOR IT !

今日はバレンタインデー、生徒のみなさんにはちょっとしたお手紙つきでほんのちょっぴりですがチョコをお渡ししました。受験勉強と期末対策、さてみんなの思いはどこまで届くでしょうか。

じゃあ、今日はこのへんで

最後までよんでくれてどうもありがとうございました。