もう23年か!

今朝はいつもより早く目が覚めた。「雨だなぁ」と思いながらコーヒーを入れ、読みかけの本を読み始めた。5時、何気なくテレビをつけると神戸からのライブ中継だった。長田区の広場からで、竹で「伝」という文字が作られていた。風化してきた記憶を次に「伝える」という意味が込められている。

「そうか、今日は・・・もう23年経ったのか。」。私自身も「あの日のことは良く覚えている」とは言えなくなった。23年という年月も理由の一つだろう。その後次々と未曾有の災害が日本を襲っているからだろうか、身近に亡くなった人がいなかったからだろうか。

しかしはっきりと覚えていることもある。

当時は1月15日が成人の日で祝日、95年は成人の日が日曜日と重なり確か16日の月曜日は振替休日だった。

義理の弟一家が奈良に遊びに来ていて16日の夜遅くに西宮に帰っていった。

17日午前5時45分ごろ、ガタガタガタという振動で真っ暗な中飛び起きた。横揺れが30秒以上続いたように思う。あわててリビングのテレビをつけた。テロップが出て奈良は震度4、しかし震源地である神戸・淡路島あたりの震度がなかなか表示されなかった。なんで?

出た「震度6、マジか!」。NHKのニュースの途中でも大きな余震が生放送されていた。そして夜が明けて次に飛び込んできたのがあの象徴的な空からの映像だった。

数百メートルにわたって横倒しになった阪神高速神戸線、残った高架にかろうじてぶらさがっていた大型バス、町中にいくつも立ち上る火災の煙。

6500人の尊い命が失われた。

前日西宮に帰っていった義理の弟一家とは連絡がつかなかった。マンションの5階に住んでいることを考えてもかなり揺れたはずだ。

案の定「爆弾が直撃したんかと思った。タンスが飛んできた。家の中は足の踏み場もない。玄関まで行かれへん。玄関の鉄の扉がいがんで開かん。階段で降りて外に出たら建物と地面の間に1メートルのすき間があった。命があっただけでもほんまに良かった。」

こんな話を聞けたのは次の正月だったと思う。そうは言っても今も彼らは西宮に住んでいる。しかもマンションは9階になった。こわくないのか!

結局、妊娠6ヶ月の奥さん、2歳の長男とも近くの小学校で半月以上の避難生活を余儀なくされた。

2011年の東日本大震災の死者・行方不明者18500人の実に90%以上の方が津波による溺死であるのに対して、阪神・淡路大震災で亡くなった方の75%が倒壊した家屋や家具による圧死、8%が火事が原因だったそうだ。

当時知人の弟さんが神戸大生で下宿していたのだが「連絡が取れないので今から行ってきます。」と連絡があった。とりあえず電車で行けるところまで行って後は歩きでということだった。弟さんは幸い近くの小学校に避難して無事だったが、大学生で亡くなった方は意外と多い。

中でも神戸大学の学生が一番多かったと新聞の記事で読んだことがある。阪神間には神戸大を始め関学、甲南など数多くの大学があるが神戸大には苦学生も多く、知人の弟さんのように木造の下宿生活という学生が一番多かったためだ。

生死の境が貧しさだったとしたらあまりにもやるせない。

今また「南海トラフ地震」という自然の驚異が迫りつつある。気になったのでちょっと調べてみた。

地震調査委員会による「南海トラフ地震」の発生確率は

今後10年以内 20%前後

今後20年以内 40ー50%前後

今後30年以内 60ー70%前後

今後50年以内 90%以上

と予測されている。南海トラフに東海トラフ、東南海トラフが連動して巨大地震が発生という説もある。政府は「南海トラフ地震」を東日本大震災を超える国難ともいえる巨大災害と位置づけている。

専門家のシュミレーションの中から最悪の数字を集めた資料では次のようなものもあるくらいだ。

奈良県では「南海トラフ地震」以外に「奈良盆地東縁断層帯地震」というのもあって、実は「南海トラフ地震」よりこちらの方が県下の被害は甚大になる可能性が高い。

県の予想では《南海トラフ地震》

県内最大震度 6強

住宅全壊棟数 約7500~47000棟

死者数 約100~1700人

一方《奈良盆地東縁断層帯地震》では

県内最大震度 7

住宅全壊棟数 約119600棟

死者数 約5200人

全壊棟数、死者数のけたが違う。

みなさんの家では備えしてますか?私んちではほとんど何もしていません。いざ巨大地震が起こると市も県も当てにはできないと思っておかないとダメ。まずは自助、そしてご近所との共助。

まず自助、備えておくものは何だろう。水、非常食、懐中電灯(自家発電)、ラジオ、あとは?

ネットで見つけたリストです。あまりにも多すぎて見ただけでへこたれそうになりますが命に関わることですからこれを機会に真剣に考えてみようと思いました。

家庭で用意しておくべき災害時の準備用品リスト

大規模な地震災害が発生してライフラインが止まった場合、公的な支援が行き渡るまでに家族の生命、健康を維持するためにどのようなものを準備しておけばならないのでしょうか。

■飲料水 
1人1日3リットルが目安
(家族3人で2リットルペットボトル12本~18本用意:飲用のみで3~4日分)

■非常食
保存期間が長く火を通さないでも食べられる食品(レトルト食品、インスタント食品、クラッカー、缶詰など安価な日用品をストックして古いものから消費していけば良い)。保存可能期間2年~5年のものが理想的

■医薬品
常備薬、三角巾、包帯、ガーゼ、脱脂、ばんそうこう、はさみ、ピンセット、消毒薬、整腸剤、持病のある方はその病気のための薬(薬品名のメモも)
※小児、高齢者のいる家庭は別途必需品を用意

■衣類
重ね着の出来る衣類、防寒具、毛布、下着類、靴下、軍手、雨具、カイロ

■停電時用 
懐中電灯、ろうそく、マッチ、携帯ラジオ、予備の電池
※携帯ラジオは手巻きの充電式が便利。最近のものは携帯も充電できる。

■避難所への持ち込み用グッズ
着替え、毛布、布団、寝袋、タオル、ティッシュ、ウエットティッシュ、ビニール袋、生理用品、筆記具(油性)、食器類、スプーン

■緊急時の避難・救助用
笛、コンパス、ナイフ、ロープ、懐中電灯、シャベル、バール、ノコギリ、ハンマー等の工具

■貴重品
現金(硬貨)、身分証明書、預貯金通帳、印鑑、権利書、各種カード、保険証など

■長期避難用アウトドアグッズ(キャンプ用品で可)
燃料、卓上コンロ、ガスボンベ(予備ガスは多めに用意)、固形燃料、調理用具、寝袋、洗面用具、トイレットペーパー、古新聞紙、バケツ、ラップ、ビニールシート 断水に備えて携帯用トイレ・簡易トイレ(マンション住民は必須)、紙袋、ビニール袋、布袋(所持品整理用)

■役に立つ日用品 
布粘着テープ(油性マジックを使ってメモに使用したり、ガラスの破片を取るときに利用できる)、ラップ(水不足の時に食器に使用、保存など多用途に使える)、梱包用ひも、風呂敷、ダンボール

非常持ち出し袋にいれておくもの(一次持ち出し品)

飲料水(500mlペットボトル数本)
非常食(菓子類・ゼリー状の食品)
医薬品(消毒薬、三角巾、胃薬、解熱薬など)
簡易食器セット(家族分)
衣類(防寒具)懐中電灯
携帯ラジオ 電池 現金(10円玉も)
貴重品
ローソク・マッチ・ライター
ロープ・ビニールシート・雨具
ナイフ、ハサミ、タオル(大小)
洗面道具(旅行用で可)ウェットティッシュ ビニール袋
携帯電話用バッテリー、コンパス、筆記具

災害時にあると便利なもの(二次持ち出し品)

裁縫セット、ランプ、ランタン、ヘッドランプ、カイロ、サバイバルシート、折り畳みポリタンク、車輪付き旅行バッグ、台車、かご付き(荷台付き)自転車、小型バイク 、キャンプ用品一式(テント、寝袋、バーベキュー用品一式)、非常用浄水器(町内会やマンション自治会などで用意)

避難所であると快適に過ごせるもの

耳栓、安眠マスク、携帯マクラ、菓子類

それでは今日はこのへんで。

最後まで読んでくれてありがとうございました。