奈良県公立高校入試分析 「出題の傾向と今後の対策セミナー」に参加

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27日橿原で行われた奈良県公立高校入試分析、出題の傾向と今後の対策セミナーに参加してきた。教育委員会からは入試問題の大きな変更点は発表されていないが、2020年の大学入試改革を踏まえて全国の入試傾向も確認しておく必要ありと考えて参加した。畝傍御陵前は遠いと思ったが実際遠かった。西大寺から普通列車しかなく各駅で15駅は長すぎた。しかしセミナーは興味深い内容で今後の生徒指導に活かせるものであった。

以下数・英・国の大まかな傾向と対策

数学

問題レベルは全国的にみても高い。47都道府県中、2年連続平均得点ワースト4以内。受験生平均は50点満点で21.9点(2015年)20.4点(2016年)

何とか平均点をという受験生は基礎力強化が最重要課題。計算・一行問題、大問2~4(1)までの正答率65%以上の問題を確実に得点。

簡単そうで間違う問題例!

   例1)10より小さい素数はいくつあるか。(長野県 正答率42.7%)

   例2)絶対値が7/3より小さい整数をすべて書け。(鹿児島県 正答率41.8%)

平均点+をねらう受験生は頻出の「二次関数」「文字式」「方程式」なぜか毎年出題の「平面図形」を重点学習。他県の入試問題にも取り組む必要あり。

偏差値65以上の高校をねらう受験生は難度の高い「二次関数」「平面図形」を重点的に対策。正答率20%前後の問題で対策し得点力アップを図る。

    例1解答 2,3,5,7の4つ  ※1は素数ではない

    例2解答 -2、-1,0,1,2 ※0も整数

英語

全体的に解きやすい問題が並ぶため正答率が低い英作文や英問英答、書き抜きなどの記述対策がポイント。全国的な傾向として長文で扱う内容が「科学」「環境」「コミュニケーション」「地域」等にシフトする傾向。問題文の総文字数は800前後だが英文を読み通すためには単語力、文法力、速読力以外にそれなりの背景知識が必要。過去2年の平均点は50点中27.2点(2015年)、29.2点(2016年)

平均点をねらう受験生は「文法事項」「単語」の習得が必須。長文読解よりも基礎知識の定着に力を入れる。選択、書き抜き問題でも確実に得点したい。

平均点+をねらう受験生は文法知識の定着に加えて読解問題対策が必須。低正解率の「英問英答」「整序英作」を重点的に学習し得点アップをねらう。

トップ高をねらう受験生は他県入試の実践的な問題で長文問題、英作問題の対策を十分に行う。満点(50点)を目指す。取りこぼしは禁物。

国語

随筆、説明的文章の出題が定番。記述量は少なく解きやすい問題中心の構成。ただし文章中にグラフや模式図が使われ思考力や判断力が問われる読み取り問題の傾向が一層強くなった。過去2年の平均点は50点中29.7点(2015年)、31.2点(2016年)

現代文

選択問題の正答率は70%近いため、言語事項と記述問題でしか差がつきにくい。特に説明的文章の内容は科学や環境の話題が多く図やグラフ、レポート形式などが採用される傾向。漢字や文法、表現に関する問題にもしっかり取り組む必要あり。

書けそうで書けない漢字

   1)トウケイをとる (北海道 正解率41.8%)

   2)ロウホウがとどく (千葉県 正解率44.9%)

古典

日ごろに古典作品を読みなれている受験生はほぼいない。標準レベルの問題が出題されるので問題集や他県の入試問題で多くの問題に触れ、慣れておく必要あり。上位高志望なら古典での失点をいかに減らすかが課題。

作文

意見文よりも条件に合った文を書く出題が多い。正答率は高いため、まず「何か書く」姿勢が重要。作文の採点基準は公表されていないがレベルの高い高校ほど採点基準が厳しい可能性あり。

じゃ今日はこのへんで

最後まで読んでくれてありがとうございました。