奈良県公立高校入試分析 「出題の傾向と今後の対策セミナー」2

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前回の数英国に続いて理社についての大まかな傾向と対策。

理科

2016年は記述問題が大幅に増加(5問→9問)した一方で計算問題は減少(7問→4問)。教科をまたぐ問題や思考力問題からの出題はない。ただし全国的に見ても問題文が長文化しつつあり基本情報に加え読解力を必要とする問題が増加傾向にある。過去2年の平均点は50点中30.5点(2015年)、29.6点(2016年)、2015年は全国47都道府県中高得点第3位。

平均点ねらいの受験生は典型的な問題の類題を繰り返し取り組み用語や実験の定着を図る。基礎知識の定着が最重要課題。

平均点+をねらう受験生は苦手単元の克服に力を入れる。出題単元は全国の中でも群を抜いて平均化している。一通りの知識の確認が終わったら正答率50%前後の問題にまんべんなく取り組むことが必要。

上位校ねらいの受験生は増加傾向にある記述問題、難化が進む計算問題の対策に力を入れ得点アップを図る。他県入試問題で練習を重ねれば十分対応可能。直近5年間で一度も扱われていない単元が3つ、「電流・磁界」「酸化と還元」「月の運動と見え方」は要対策。

社会

問題構成は例年通り。公民の配点割合が若干増えた。歴史や公民は知識がないと書けない記述問題がメイン。文章量も年々増加。頻出の「表やグラフの資料問題」「理由・目的を問う記述問題」、日ごろから「なぜ?」という視点で学習することが必要。過去2年の平均点は50点中29.9点(2015年)、30.0点(2016年)

何とか平均点という受験生は基礎知識の定着が最重要。正答率70%前後の問題で確実に得点するためにも用語の確認は3分野ぬかりなく。用語記述や選択問題では一問一答的な対策が欠かせない。

平均点+という受験生は知識を早めに定着させて「資料の読み取り」対策に時間をかける。公民範囲の難化傾向が見られるが学校では公民の授業が始まったばかりというところもあり授業スピードは速い。よって学校での学習内容はその授業内に完結しておくことが重要。

上位校受験生は知識を要する記述問題は他県の最新入試で対策を講じる。特に公民では「現代社会をとらえる見方や考え方」という項目が加わったっことによりさまざまな問題を題材として「思考力・表現力」をみる記述問題の傾向がみられる。「選挙」「サミット」「オリンピック」「イギリスEU離脱」「増税延期」などテーマは盛りだくさん。

では今日はこのへんで

最後まで読んでくれてありがとうございました。