2019 学校説明会 近大附属高校

7月10日、大学の実学ホールで行われた

近大附属高校の説明会に参加してきました。

200名近くの塾の先生方が来られていて、

さすが人気の高校だなって感じでした。

中川校長の挨拶につづいて、

約1時間にわたって以下の内容について

説明が行われました。

・文理3コースに関わる説明

・英語特化コース、進学コースに関わる説明

・近畿大学への特別推薦制度に関わる説明

・ICT教育に関わる説明

・今年度入試要項に関わる説明

その中で英語特化コースについて資料を交えながら

少し詳しく見ていこうと思います。

今年の入試に関しては、まず全体として専願の受験者数が

例年に比べて100名以上多かったという特徴があります。

その結果、去年の約1.5倍(149名)の不合格者が出ました。

このことは、近大附属高校の人気の高まりに加えて

実は大学受験とも大きく関わっています。

文科省は大学に対して募集定員の厳格化を求めています。

守れなければ私学助成金がカットされてしまうため、

大学側は必死です。

主に新入生の合格者数の調整で学部定員の調整を行っていますが、

その結果、関関同立、産近甲龍において合格難易度が

上がってしまいました。

その結果、特に大学の附属高校の人気が高まり

「高校からじゃないと大学からは合格できない!」と

専願希望者が増えたという結果になりました。

そのことを踏まえて英語特化コースを見てみましょう。

英語特化コースは募集定員は2クラス80名。

進学コース同様、近畿大学特別推薦制度によって

近大の文系学部にはよっぽど怠けなければ無試験で進学できます。

実際は80%前後が国際学部に進学しているようです。

国際学部は2016年に新設された学部で、

「グローバル」と「東アジア」という2つの専攻過程を持っています。

マナビジョン(ベネッセ)の大学・学部の偏差値一覧の

近大各学部別偏差値によると

医学部  71

国際学部 65

経済学部 63

薬学部  63

農学部  63

法学部  61

経営学部 61

建築部  61

総合社会学部 61

と大学内では医学部に次ぐ偏差値を示しています。

この数字を関関同立にあてはめてみると

同志社(スポーツ健康科)66

立命館(産業社会)66

関西(政策創造)66

関学(教育)66

立命館(映像)65

関学(総合政策)65

関学(人間福祉)65

立命館(スポーツ健康科)64

関大(社会安全科)64

関大(人間健康)64

などとなります。

また近大は合格レベル以上に

ブランド力としての評価が高い大学でもあります。

受験者数154672人で日本一

大学のブランド力を示す日経BPブランド偏差値では

関西では京大、阪大、同志社に次いで4番(4年連続)

5位は立命館、6位は神大、7位は関大となっています。

再び英語特化コースに戻りますが

その特長は説明会内容によると

・少人数での英会話授業

・豊富な海外研修(留学)プログラム

(アイルランド・オーストラリア・アメリカなど)

・ケンブリッジイングリッシュによる4技能の育成

・TOEICスコア、英検の強化

・英語模擬国連への参加

などが挙げられています。

合格基準は去年と変わらず

五木の偏差値で専願の合格基準が56~57

併願の合格基準が59~61となっています。

受験科目は5科ですが英語だけは200点満点となっています。

専願の合格基準56~57を奈良県内の高校にあてはめてみると

ちょうど奈良北あたりでしょうか。

一条(普)は58、一条(英)は62くらいですから

ぜひ英語をと思っている人にとってはねらい目かもしれません。

また英検、TOEIC junior など入学試験における

資格優遇制度もあります。

近大は身内(内部進学者)に甘い(優遇)と言われるくらい

内部生に厚い優遇措置が取られています。

あくまで現時点での話ですが

国際学部に進学する場合、TOEIC600点以上の者は

大学の入学金、4年間の授業料が免除になっています。

ちなみに4年間の授業料(含入学金)はざっと400万円。

国際学部生は約1年間の海外留学が必須になっていますから

その留学費用はおそらくざっと300万程度はかかるでしょう。

外部生だと4年間で学費関係だけでも約700万円必要だという計算になります。

したがって現時点でのこの優遇制度は内部進学者にとっては

とてもありがたい制度です。

※留学費用は内部生でも免除対象外

ちなみにコース76名中600点をクリアしたのは45名(昨年度かな?)

となっていますから60%の人が優遇制度の基準を満たしたことになります。

しかしこの優遇制度はあくまで単年度更新で

大学からいつ変更を申し渡されるかは不明とのことです。

3年、4年後もこの優遇制度が現状のまま継続しているかどうかは

別にしても高校合格(英語特化コース)の入口偏差値と

大学合格(国際学部)の入口偏差値を見る限り

コスパのよい進学ルートの一つと言えるのではないでしょうか。

英語に関心をお持ちの受験生の進路決定の参考になればとの思いで

少し詳しく見てみました。

塾内に近大附属高校の最新資料を置いてあります。

高校案内、高校早わかり資料、進学実績、入試問題と対策など

まだ説明会には参加しておりませんが四天王寺高校、

西大和学園(わざわざご持参くださいました)の資料も

加わりましたので併せて自由に閲覧してください。