よりみちさんぽ(2)

保護者が希望する学習の遅れを取り戻す方法についてヤフーで次のようなニュースが載っていました。

新型コロナウィルスの感染拡大で休校になった授業時数の補完と、オンライン教育についての調査(エドベック・横浜市)によると、約7割の保護者が夏休みの短縮による授業の補完を希望していることが分かった。

5月7日時点での特別警戒都道府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、福岡県、北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府の13都道府県)で、子どもを持つ保護者4,708人を対象に調査。夏休みの短縮(67.1%)という方法のほか、土曜日の授業拡大(47.0%)なども多い。9月入学を希望する保護者は29.6%。

3月以降学校が臨時休校になって約3ヶ月、6月1日以降38道府県で全ての休業要請が解除の見込みです。

奈良市でも6月1日から短縮3時間の分散登校がスタートします。

しかし北九州市では中学生の陽性が確認された、小学校でクラスターが発生したため1日から予定していた全日授業が短縮授業に変更というニュースもあります。

学校が再開されたとしても予定通りにいく保障はありません。

この間、臨時休校で中学生が失った授業時間はざっと350時間。

この時間をどうやって取り戻すか。

これは実に悩ましい問題です。

なぜならコロナの消滅ではなくWithコロナの中で考えないといけない問題だからです。

文科省からは「数年かけて取り戻す」みたいなゆるい話も聞こえてきますが

この問題はお母さんにとって今一番の関心事といってもいいと思います。

特に受験生をお持ちのお母さんにとってはなおさらです。

もともと奈良市では去年から夏休みが短縮され8月24日までとなっていました。

そして先日8月7日までの一斉登校が発表されましたので今年の夏休みはざっと半月程度ということになります。

上のニュースからも学習の遅れを取り戻すために「夏休みの短縮」を望む親が60%を越えています。

もともと「夏休みは朝は起きてこないし、生活のリズムはくずれるし短くてもいいわ」というお母さんも多かったと思います。

であれば8月7日までフルで学校があり、その後すぐにお盆休みというのはお母さんにとってはいいかもしれません。

でもくり返しますが休校で無くなった授業時間はざっと350時間ですよ。

単純に毎日6時間授業して58日かかる計算です。

これは夏休みを2週間短くする程度で取り戻せる時間ではありません。

親の中には土曜日学習を望む人も半数近く(47%)いるようです。

それこそ昔は「半ドン」といって毎週土曜日は午前だけ授業がありました。

今も私立の学校では土曜日も授業を行っている学校が多くあります。

8月25日以降年内には18回の土曜日があります。

これらの土曜日すべてで6時間授業をしてもやっぱり足りません。

夏から秋に予定されていた大会やコンクールがほぼ全部なくなったということもあり、

また部活を再開するにしても少なくとも今までのような密な練習はできません。

そう考えると土曜日を授業にあてることも可能かもしれません。

そもそも高校受験がなければ授業時間の不足なんかは大した問題ではないのです。

中学1,2年生にとってはそれこそ文科省が言うように数年かけて遅れを取り戻せば済む話です。

ただ受験生にとっては学校の授業時間不足は大問題です。

なぜなら入試までに3年間の全内容を終えていないと受験できないからです。

また塾に行ってる人と行ってない人で大きな差ができてしまいます。

すでに開星でも中3生(受験生)は通常の中3内容以外に、それぞれが苦手な科目、項目について受験用の基礎学習をすでに始めています。

そう考えるとあらためて学校の授業って大事だなあと思います。

どの人にも均等な学習機会を与えることが出来るのは学校だけですから。

今私たちが一番考えないといけないことは何か?

それは単に学校任せにならないってことかな。

足らない部分は自分で補ってみるというのも有りだと思います。

まずは自分に出来ることは何かを考えてみる。

次に自分で出来ることを始めてみる。

そして続けるためにはどうすればいいかを考えてみる。

こんな時期だからこそみんなが一生懸命考える。

もちろんご本人が一番考える。

お母さんも一緒に考える。

そして塾も考えます。

この先かならず何かすばらしいことが待っていると信じて、今こそ行動を起こす時期にしていきましょう。