なんでもいいから家の手伝いを!

お母さん、突然ですが、おうちではお子さんに何か家事のお手伝いをさせていますか?

特に受験生をお持ちのご家庭ではこんなことばをよく聞きます。

「あんたは受験生やねんから、家のことなんかせんと勉強だけしっかりしといて!」

これに似たこと言った経験ありませんか?

実は多くのお母さんが言っちゃうんです。

受験生に限らず、このことば絶対言っちゃいけないんですね。

なぜなんでしょうか?

家の手伝いをさせることにはメリットがたくさんあります。

親から仕事の分担を与えられることで自分の役割や自分の居場所を見つける。

手伝いを通して家族から褒められると「自分は必要とされているんだ」と実感できたりするわけです。

要するに「自己肯定感」を高めることができるわけです。

この自己肯定感は子ども達が成長していく上でとても大切な感覚で、この感覚が高い人ほど勉強や仕事などに前向きになれると言われています。

開星塾の生徒さんをみても、思い当たることがいくつもあります。

土曜日の補習中に雨が降り出すと急いで家に帰る中学生がいました。

洗濯物の取り込みがその子の役割で、雨にぬれる前に走って家に帰るのでした。

こちらもそのことがわかっているので、「雨降ってきたよ!早く帰り!気をつけて!」と

土曜日は天気に注意していました。

その人は、実力よりワンランク下の田舎にある公立高校(奈良はほとんど田舎ですが、学園前よりは田んぼが多いモア田舎)に進学し、指定校推薦で立命館大学へ、そして大学院へ進んでいます。

勉学に対して計画性があり、自分の考えをしっかりもって、決して他人に流されないところがありました。

これは女子ですが、中2の夏にお父様を亡くされ、お母様がフルタイムでお仕事へ。

それ以来、夕食作りはその子の仕事になり、吹奏楽の部活も続けながら、塾も続けていました。

特に塾のある日は大変で、部活を終えて帰宅後、家族3人の夕食を作ってから塾に来ます。

どうしても授業開始に間に合いませんでしたが、それでも休むことはありませんでした。

中3には部長も務め、兄が私立に行ってるからと、確実な県立に進学しました。

受験の前日も当日も、彼女は自分の役割を淡々とこなしていました。

見上げた中学生でした。

時間の使い方がとても上手な子で、でも決して勉強の手を抜くこともなく、今から思えばとてもメリハリのある生活をしていたと思います。

家の手伝いをさせることのメリットの一つに「時間の感覚を身につける」があります。

ここで言う「時間の感覚」は1日が24時間なんてことではなくて、決まった時間に決まったことをすることで身につく感覚のことです。

この感覚は家の手伝いだけではなく、きちっとした生活習慣からでも身につけることができます

決まった時間に「ご飯を食べる」「お風呂に入る」「勉強する」「寝る」などです。

家の手伝いには教育的効果が期待できますが、その効果を最大限引き出すためにも、親として決して忘れてはならないことがあります。

それは「声かけ」が重要だということです。

感謝のことばをかけることです。

「ありがとうね。」「おかげで助かってるよ。」などなど

そうすることで、子どもは、ますます「自己肯定感」が高まります。

そして何より親子の信頼関係が強くなっていくように思えます。

これも絶対言ってはいけない言葉、内緒でつけ加えときます。

「もう、あんたにやってもらったら、かえって仕事増えるわ!」

アカンヨ!!

最後によくあるお手伝いの例を箇条書きで

●そうじ

例、ゴミ出し、お風呂そうじ、掃除機をかける

●洗濯

例、洗濯物を取り込む、たたむ、上履きを洗う

●料理

例、食事の配膳、食器洗い、調理

●動物・植物関係

例、餌やり、水やり

●日常

例、新聞取り、買い物

それぞれの家庭に合ったお手伝い見つかりましたか?