よりみちさんぽ(7) 電流は「通る」それとも?

朝晩はめっきり涼しくなってきました。

どしゃぶりの雨の日以外は4時半起床で歩いています。

今は日の出の時刻が6時前ですから、歩き出す時刻は真っ暗ですが、そんな時刻でも走っている人や犬の散歩をしている人はいるもんです。

中には小型犬を4匹も5匹も散歩紐もつけずにアルプスの少女ハイジみたいに連れて歩いてるおばさんもいます。

さて今日は、昨日の授業で微笑ましくも、ちょっと驚いたことについて書きたいと思います。

理科の授業中、中2生から質問がありました。

『水の電気分解で水酸化ナトリウム水溶液を少量入れるのは(    )を流れやすくするため』という問題で

その中2生は「電気を流れやすくするため」と書いたのですが、正解を見てみると「電流を・・・」となっていて「電気」ではだめですか?と質問にきたのです。

一見どちらでもよさそうな質問ですが「教科書を確認してごらん。どうなっているかな?」

と回答したときです。

一人の中3生がやってきて「先生、さっきの○○君の質問ですが、今たまたま問題集やっててこう書いてあります」と言ったのです。

「『電気が主語のときは通す』になっていますから、『流れる』のときは・・・」

正直、ちょっと驚きました。

人の質問をしっかりと聞いていたことと、その質問を自分事として気に留めていたことに驚いたのです。

そう言えば、ちょうど1週間前その中3生からこんな質問がありました。

参考書で江戸時代を読んでいるとき、「武断政治から文治政治に変わって行ったことはわかるんですが、ここに『不平をつのらせていった』と書かれていますが、何度読んでも主語が書かれていないと思うのですが。」というのです。

はっきり言ってこんな質問はめったにありません。

「主語が書かれていない」なんて、国語の勉強中でも、ほとんどない質問です。

まして社会の勉強中に。

彼は夏から塾に来始めたのですが、それまで一度も塾に通ったことがなく、それでも直近の期末テストの5科目合計は460点以上ありました。

夏休み以降、彼の社会の勉強は参考書をひたすら読むだけです。

要はインプット作業だけで、問題演習というアウトプット作業をやっているのを見たことがありません。

今までの自分一人の勉強を通して、自分の勉強方法を確立したのでしょう。

また科目を問わず、いつも主語、述語を意識して文を読む習慣が出来ているようです。

ある意味、彼は完成された学習方法を持っていると言えます。

だから彼は塾には行けなかったんだと思います。

塾に行くことは今までの自分の学習方法を捨てることになるからです。

開星塾では1・2年生の復習は今まで通りの学習で、先取り学習は塾のやり方で、彼の学習方法を最大限尊重しながら彼の受験勉強をサポートしています。

これが個人別学習のいいところでしょうね。

自分のやり方を持っている人はそれを残したまま塾での勉強を続けることができますから。

彼の学習を見ることがとても新鮮で楽しいですね。

今後の彼の成長を楽しみに、これからもサポートしていこうと思います。