全塾生にブレインブースト開始します。以前ISO式速読としてやっておりましたがパワーアップしてリスタートです。
「ブレインブースト」と言っても聞いたことがないと思うので少し説明させてください。
「ブレインブースト」は「読書」を通して情報処理能力を高める次世代の能力開発です。
「読書」といっても一般的な読書とは異なります。
信じられないくらい速く読むのです。一冊を数秒、数分で読んでしまう「秒読」「分読」とでも言えばいいのでしょうか。
最近はテレビや新聞でも取り上げられることが多くなり、注目度も上がってきた「速読」ですが、実際に本を読むことなくパソコン上だけでトレーニングを行うケースも多く見られます。
でも「速読」とは正に「速く読む」です。ブレインブーストでは初回から実際に本を読んでトレーニングを行います。
指や耳の感覚と視覚情報(文字・絵・表・グラフなど)を連動したトレーニングを行うことで初回(約2時間)のトレーニングだけでも本人もビックリの成果が続出しています。
トレーニング終了後「え~、自分ってそんなに速く読めてんの」という感想を持つ人が多いです。
ただトレーニングをした本人たちは速く読めている感覚がありません。速く走れている人がそうであるように自覚がないのです。だから周りの人から「そんなんで本当に読めてんの?」とたずねられても「ん~、読めてると思うけど」としか返事ができないのです。
普段読書をしていて「ほんまに読めてんの?」なんて聞かれることはないですから。
読書スピードは本当に人によってさまざまです。まぁ何より自分の読書スピードを知っている人なんかおりませんけど。(笑)
少し荒っぽい数字になりますが日本人成人の平均の読書スピードは分速500~600字程度と言われています。
東大学部生の平均は分速1500字というデータもあります。
確実なところではNHKのアナウンサーは分速300字でニュースを読む訓練が徹底されていることは有名です。
500字、1500字と言われても「だからそれがどれくらいの速さなのかよくわからない」って感じですが、分速10000字ってなったらどうですか?
400字の原稿用紙が1分間で25枚読めるスピードです。
実際そういう人は当たり前のように出てきます。
※ 分速48000字で読んでいます。人によってはほんの数回のトレーニングで到達するレベルです。
情報処理能力や集中力を高めるなんて言うと何かうさんくささを感じるかもしれません。
実際、かつてこんな集中力アップの方法がありました。
子どもたちはふで箱から糸を通した5円玉を取り出し集中して5円玉を見ていると不思議と5円玉がブラブラゆれだす。ゆれてきたら集中力が高まってきた証拠!。
これはまだましな方ですが、こんなのもありました。
教室を入った所にテントの骨組みのようなパイプで三角錐を作っています。(これだけでも十分怪しいのですが)子どもたちは来た順にその三角錐の中心にしばらく目をつむって座ります。ピラミッドパワーを受け取るらしいのです。
ここまできたら何か宗教っぽい?
でも本を読むことに違和感や怪しさを感じる人はいないでしょう。
では速く読めるとどうなるか?
その1
理屈抜きに楽しいです。
読書とは、(かっこ良く説明すると)ことばを学ぶだけでなく、感性を磨いて創造力を豊かにし、人生を生き抜く叡智を与えてくれる神様からの贈り物です。
そんな読書がたくさんできるわけですからそりゃ楽しいです。
その2
とても現実的な話になりますが例えば文章問題でも人が1回しか読めないところ2回3回と読めるわけですから余裕をもって問題にあたることができます。
※ 最近の入試読解問題はレベルは標準、でもやたら長い傾向があります。
その3
速く読めることは「たくさん」読めるということです。たくさん読めるということは「語い」が増えます。国語力は「語い力」と言われるくらいですから文章の理解力が上がっていきます。
文章の理解力が上がると当たり前ですが勉強の成績が上がります。
※ 成績が中の下の人と上の人では知っている語い数に3倍以上の差があると言われています。
その4
実はこれが一番のキモなのですが、速く読めること自体、情報をすばやく処理できることを意味します。分速500字と10000字では単純比較はできませんが、それでも20倍近い処理スピードの差が生じるということになります。
この「理解力が高い」「処理スピードが速い」というのは俗に言う「できる人」の定義に他なりません。
教科書や単語を短時間で覚えたり、楽器の練習で数時間かかっていたものが短時間で習得できたり、弁論大会で上位に入ったり、そういう事例がすでにいくつも報告されています。
そこまで行くには多少時間がかかると思いますが、まずは楽しくたくさん本が読めるというところから始めてみようと思います。
最後に元講師の話です。今は東京に転勤になりましたが今年の3月まで大阪大学で教えていました。
「以前は論文を書くのに苦労していました。5日かけて専門書や資料を読み込み2日で論文を仕上げていましたが、ブレインブーストを実践してからはまったく逆になりました。2日で読み込んで5日かけて仕上げることができるので、とても楽でしかも以前より良いものが書けていると思います。」
まぁ元々ポテンシャルの高い人で一回のトレーニングで軽く分速15000字を超えた人でしたから一般論にはならないかもしれませんが、それでもこのブレインブーストは大いなる可能性を持っているということだけは間違いないと思います。
ブレインブーストについてはこれからも定期的に書いていきたいと思います。
では今日はこのへんで。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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