この時期いつも中3生にくり返し言うことがあります。
「最低でも夏休み中、3校は見学に行って、実際に高校を自分の目で見、肌で感じて来なさい」と。
しかし今年はかなり様子が違います。
今朝、地元の私立高校から、毎年9月に開催していた入試説明会を残念ながら中止するとのお手紙が届きました。
塾長対象の学校説明会も毎年、夏休みをはさんで7月、9月には数多く催されますが、今年はいつもより大きな会場で3密を防いだり、ウェブでの説明会に切り替えたりとなかなか大変のようです。
私立高校にとって受験生と保護者に向けた学校説明会やオープンスクール(OS)、見学会は、いわば来年に向けた展示会のようなもので、次の生徒を確保する上でとても重要な行事になります。
それが今年はコロナ禍のために、なかなか思うように開催されていません。
ネットの情報サイトには見学会やOSの日程が学校単位で書かれていますが、実際に催されるかどうかは不明です。
ウェブで申し込む場合はいいのですが、「事前申し込み不要」と書かれている場合、はあらかじめ電話したほうがいいです。
開星塾の場合、中学3年生は夏休み期間中に志望校を2か3校に絞り込むようにアドバイスしています。
そのためにも出来るだけ現地に行って自分の感覚で何かを感じて欲しいのです。
それが今年は「見に行ってきなさい」とは言えません。
今はネットでいくらでも調べることができます。
パンフレットを取り寄せることも簡単にできちゃいます。
しかし、やっぱりそれでは大切な何かを感じることはできません。
現地に行った結果、大きな決断をした人を今まで何人も見てきました。
今までずーっとその学校だけを思ってきたのに、行ってみたら何か違う。ピンとこなかったというケースもあります。
逆に、今いちと思っていたけど、行ってみたら、今日私の第一志望になりました。というケースも。
やっぱり現地に立ってみて、そこの空気吸ってみて、生徒さんの生の表情を見て、初めて感じるものがあるんですね。
この感覚はとても正直で決して裏切りません。
いくらコロナ禍とは言え今年の中3生もパンフレットやネット情報だけで学校選びはしてはいけません。
最終的には、かならず現地に足を運んでください。
そして自分で納得して学校を選んでください。
※奈良県立高校のオープンスクールの開催一覧へのリンク ☞こちら
※大阪私立高校の高校入試情報サイトへのリンク ☞こちら
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