この2ヶ月で県立高校の現状について、いくつか記事を書いてきました。
中3の生徒達にも「今年は受験できない高校がいくつかあります。学力のエアーポケットが生じていますから注意が必要です。」と何度か注意喚起をしていますが、実際、奈良県の高校がどのように統廃合されてきたのかまとめてみました。
ちょっとした北和地区の県内高校の歴史ですね。
奈良商業高校(2008年奈良工業高校と統合し奈良朱雀高校へ)
奈良工業高校(2008年奈良商業高校と統合し奈良朱雀高校へ)
奈良朱雀高校(2021年奈良商工高校として開校予定)
富雄高校(2007年北大和高校と統合し奈良北高校へ)
北大和高校(2007年富雄高校と統合し奈良北高校へ)
登美ケ丘高校(2020年国際高校へ)
平城高校(2022年に閉校予定、2023年に奈良高校が跡地に移転予定)
西ノ京高校(2022年県立大学附属高校として開校予定)
城内高校(2004年郡山高校へ統合)
北和女子高校(2007年田原本農業高校と統合し磯城野高校へ)
田原本農業高校(2007年北和女子高校と統合し磯城野高校へ)
片桐高校(2006年斑鳩高校と統合し法隆寺国際高校へ)
斑鳩高校(2006年片桐高校と統合し法隆寺国際高校へ)
信貴ヶ丘高校(2004年上牧高校と統合し西和清陵高校へ)
以上北和地区限定ですが、再編の歴史をたどってみました。
で現在、県立高校の改革、再編が進行中です。
受験生の減少が一番の原因であることは間違いないですが、魅力あるある学校づくりということで再編にも一応テーマがあります。
「進学」「地域密着」「技術・技能」という3つに各高校を分類しようとするものです。
例えば、平城高校の閉校は受験生減少の中で「進学」という枠組みから平城高校がはずされたということになるでしょうね。
また23年に開校する県立大学附属高校(現西ノ京高校)は「地域密着」型の高校ということになります。
もちろん高校の改革、再編は必要なことではありますが、中3生にとっては受験は待ったなしです。
再編真っ只中のせいで、万が一にも受験に支障が起こらないように、われわれ進路指導に携わる者は慎重な指導をしていかないといけません。
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