11月。公立の受験まで約120日。やっておかねばならないことはたくさんあるが、
とは言っても各中学校とも先月中間テストが終わったと思ったら今月末は期末テスト。これで内申点が決定するわけだから期末に向けての勉強ももちろん怠ることはできない。かと言って受験勉強を完全に中断することもできず、その上実力テストを受ける人も多いので受験生にとってこの11月はスケジュール的に非常に厳しい1ヶ月だ。
テスト勉強期間は100%テスト勉強で進めばよいが、それまでは受験勉強と学校の日ごろ勉強の割合をよく考えて計画を立てる必要がある。受験7か6、日ごろ3か4が妥当なところか。いずれにせよ今一度計画の見直しが必要だ。
テスト勉強までの計画を練り直す手順とポイントは次の通り。
曜日ごとの学習時間を再確認。塾に通っている人と自宅学習の人では確保できる時間に大きな差が生じるが学校、塾、習い事以外の時間帯は基本的に勉強に当てたい。10分、15分の隙間時間を集めるだけでも2時間程度は作ることができる。
受験勉強、日ごろ勉強の各科目の学習項目を箇条書きですべて書きだす。副教科も入る場合は音・体・技家・美の項目も同様に。
自分が決めたテスト勉強開始日にスムーズにテスト勉強に入れるように学校の授業の積み残しを出さないことが重要。学校の授業は必ず授業内で完結すること。「わかる」はもちろん「できる」までになっておきたい。
ノートの確認やプリント整理、教科書音読、漢字の練習や古文の暗唱なども学習項目に入れておく。
受験7、日ごろ3で学習を進める場合
あらかじめ決めた曜日ごとの学習時間の7割に受験勉強の項目の中から科目のバランスと優先順位を考慮してはめ込む。
残った3割の時間帯に日ごろ勉強の項目の中から優先順位、学校の時間割を考慮して項目を割り振る。たとえば国語のノート整理を項目の中に入れているなら国語の授業があった日にはめ込んでおくほうが効率よく復習できる。
実際一人の塾生の予定表を見てみると
10/28(金)学校あり・塾の通常授業(19~22)あり、青ー受験・赤ー日ごろ
7:00~ (自宅) 国語ノート確認(奥の細道)
学 校
17:30~ (塾) 理科(図でわかる)+問題集 (凸レンズ・光)
19:00~(塾通常)数学 BON 7ページ
英語 聴き書き(教科書) ディクテーション(NHK) 教科書単
語テスト
理科 (図でわかる)(仕事)
22:45~(自宅) 英単語ターゲット(10個)
理科 学校ノート復習
社会 メキメキ地理 5章
10/29(土)自宅学習・塾での受験勉強
8:00~ (自宅) 英単語ターゲット(10個)
学力診断テスト(過去問)数学
学校英語ワーク(7ページ)
技術ノートまとめ
14:00~(塾) 数学 BON 8ページ
国語 読解総復習 古典問題集
英語 全国高校入試問題正解(群馬・埼玉)とその復習
22:30~(自宅) 数学 中間テスト やり直しノート
社会 メキメキ公民 3章
上に示した計画表のようにできるだけ具体的に書くこと。9:00~11:00 数学では不十分。単元名、ページ数など具体的に。計画を立てるときに問題集なり参考書を実際めくりながら計画を立てる。そうすることで自分の学習を一層イメージできる。学習開始の時刻だけを記入する。終了時刻は書かない。早く終わったときのために予備の項目を持っておくと良い。
また自分の計画表、予定表は残しておく。科目のかたよりやばらつきが起こっても修正が容易い。また何より自分の学習の足跡を残すことは一番のモチベーションになる。
じゃあ、今日はこの辺で
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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