今日(7/11)でテスト4日前です。
今日、明日の二日間は14時から21時の対策学習です。
連日、前もって塾に来て学校のワークや実技科目の勉強をする人が増えてきました。
※平日18時からの自習風景
今日は実技科目について話します。
もちろんお母さんもご存知のように実技科目とは音楽、美術、技術家庭、保健体育のことです。
昔、奈良では主要5科目よりも内申点に反映される比率が1.5倍あって、内申科目なんて言われたこともあります。
今はどの科目も5段階で内申が決まりますから、主要科目の5と、実技科目の5は内申的には同じ価値を持っています。
実技科目はその名の通り「実技」の科目です。
ですからペーパーテストの得点より作品の提出や発表など平常点が通知表には大きく反映されます。
そう考えると、ある意味とても不公平な科目かもしれません。
なぜなら楽器を習っている人や吹奏楽部に入っている人は、日ごろから楽譜に親しんでいるわけで、当然、楽譜は読めちゃうわけです。
有利です。
絵を描くのが好きな人は美術は得意なはずですし、バスケ部ならそのルールはよく知っているはずです。
逆に幼いときから音痴な子は歌うのが苦手だし、春、写生で桜の木を描いているつもりなのに、なぜか先生から「鹿の角描いてどうすんねん」みたいなことを言われる人もいます。
奈良公園で絵を描いていて、水を替えて戻ってくると、鹿に絵を食われていた、みたいな不幸な出来事に遭遇する高校時代の私みたいなやつもいます。
別にこれといって得意な実技がなく、でも評価を上げたいと思っている人はペーパーテストで頑張る以外にありません。
そのためにみんな一夜漬けでいいから必死で覚えるわけです。
主要5科目の苦手な人は、なんとか実技科目で内申を稼ごうとテスト前は実技科目中心に時間をかける人もいます。
奈良県立の北和地区の一番校はは奈良高校、二番校は郡山高校です。
この二つの高校は受験生の5科目の実力点はほとんど差がありません。
では奈良高と郡高の受験の分岐点はどこにあるのか。
実は内申点(通知表)の差がその分岐点になる場合が多いです。
しかも主要5科目の通知表はほとんど差がなく実技科目に差があるだけです。
郡山を受ける人は奈良を受験する人に比べて5科目は遜色ないけれども実技科目の内申点で少し劣るケースが多く見られるのです。
要は奈良高を受験する人は9科目全てオールマイティーの人ということになります。
奈良県では公立高校を受験する場合、内申点が135点あります。
その内5科目で75点、実技科目で60点ですから実技科目をおろそかにすることは決してできません。
実技科目では通常の授業がテスト以上に重視されます。
冬場の体育、マラソンになるとやたらと体調不良が増えたり、夏場のプールが始まると見学が急増したりしますよね。
美術にしても作品を提出しなかったり、期限を守らなかったりで先生の印象がどんどん悪くなってしまう場合があります。
中には家庭科の作品をお母さんに作ってもらって、上手すぎて逆に疑われたという話も聞いたことがあります。
もちろん先生にゴマをすったりいい子ぶる必要は全然ないけれど、あえて悪い印象を持たれる必要もさらさらありません。
要はやることはしっかりやっておく。
提出物は遅延することなく手を抜くことなく(まあまあ下手でも仕方ない)さっさと出しておく。
この心がけが大切です。
とは言っても目の前にテストが迫っています。
背に腹はかえられません。
一夜漬けでもいい、朝漬けでもいいからしっかり覚えてテストに臨もう!!
期末テストは中間以上に大事だよ!
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