テストも終わって後は夏休みを待つばかり、ということで少しホッとしている時かもしれません。
お子さんのテスト、もう全部返ってきましたか。
お母さん、もちろん得点は気になりますね。
気になりますが、それより大事なことがありますよ。
それはテストのやり直しです。
そもそもなぜテストのやり直しをしなければいけないのか?
ちょっと考えてみましよう。
そもそもテストのやり直しは「反省」するのとは違います。
どちらかというと「分析」するというのに似ています。
テスト当日までには「日ごろ」の勉強があって、次にテスト勉強という「準備」がきます。そしてテスト「本番」です。
勉強サイクルというものがあって「日ごろ」→「準備」→「本番」そしてまた「日ごろ」に戻るわけですが、「本番」を「日ごろ」につなげるためには分析が必要なのです。
そして分析する方法はやり直しが一番手っ取り早いのです。
みなさん時間的には少し余裕がある時だと思いますから、少し時間はかかってもやり直しはていねいにしておいてください。
やり直しのポイントは次の通りです。
① 偶然合った問題もやり直しておこう。
偶然合った問題とは「ラッキー合ってた!」という問題です。この手の問題は「合ってた」で済まさないで間違った問題と同じ扱いにしてください。
② 間違いにも種類があります。なぜ間違ったのかを自分なりにおおざっぱでいいから3つに分けておこう。
ア)わからないからできなかった。
イ)わかっていたけどできなかった。
ウ)ケアレスミスで間違えた。
ウ)のケアレスミスの問題を見つける方法は自分では合っていると思っていたのに間違っていたという場合それはケアレスミスだと判断できます。
ア)はすぐにわかりますね。問題の意味がわからなかったり解答を見てもわからない問題がこれに当たります。
イ)は以前見たことがあるとかよく似た問題を解いたことがあるなどの問題です。要は次出てきた時には解けそうな問題だと考えてください。
③ 実際にやり直そう。
実際のやり直し作業は問題用紙や解答用紙にチョコチョコっとするのではなく、ノートにすることをお勧めします。次もその次もそのノートを使えるでしょ。
そしたら自分だけの参考書ノートを作れますから。
すぐにできてしまう問題もありますが、「わからないからできなかった」問題は教科書、ノートや参考書を調べることが必要になります。
それでもできない問題もあります。その時は学校、塾の先生に聞いてみてください。ていねいに教えてくれると思いますよ。
④ 次に生かす。
ケアレスミスの問題では・・・
自分の字が読めなかった。➔日ごろからていねいな字を書く。
筆算を大きく書く習慣をつける。
「あてはまる」「あてはまらない」「記号で」「算用数字で」「一文で抜き取る」など問題文の大切なところを○で囲んでおく。
上記以外にもケアレスミスを防ぐいろいろな教訓が見つかります。
「わかるけどできなかった」問題では・・・
問題演習が少なかった。パターンを覚えてスラスラ解けるまで準備しておくべきだった。なんてことがわかるかもしれません。
「わからないからできなかった」問題は・・・
テスト本番や準備としてのテスト勉強に何か問題点があるというよりも、日ごろに問題点が見つかる場合があると思います。
学校の授業の受け方なんかも見直すチャンスかもしれません。
次に生かす何かが見つかれば後は実行するだけです。実はこれが一番大切です。
勇気をもって実行に移してください。
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