7月19日、奈良ロイヤルHで行われた奈良育英高等学校の説明会に参加してきました。
昨年、創立100周年を迎え、今年は「101年目の挑戦」というスローガンを掲げて「高い志をもって社会に貢献できる人間を育てる」が方針ということです。
200名近い塾関係者が来られていました。ほとんど満席でした!
奈良育英高は受験生のボリュームゾーン(偏差値47~60)を押さえているので奈良県内では受験しやすい高校の一つです。
その結果受験生は多くなります。
この4年間は2700名前後の受験生で推移していましたが去年は2800名を越えました。定員は280名です。
「え~、倍率10倍」と思うかもしれませんが、そうではありません。
併願受験の場合、定員よりかなり多くの合格者を出しますから定員と受験者数だけを見て心配する必要はありません。
育英高校の昨年の実績を見てみると、併願受験生2624名に対して、まわし合格を含めると2588名に合格が出ていますから、どのコースにも通らなかった不合格者はわずかに36名ということになります。
公立の併願高はこの辺りの通学圏内では奈良9人、郡山153人、平城193人、一条266人、奈良北98人となっています。
昨年、開星塾からも4人受験させていただきました。実際入学した人はいませんでしたが、4コースそれぞれに合格させていただきました。
ちなみに4人の進学先は平城、一条(外)、一条(普)、奈良北でした。
コースは4つあります。
選抜コース
難関国公立大を目指すコースです。
去年の卒業生99名のうち国公立大への合格は神戸大1名を含む13名。来年の国公立大への合格目標は30名とのこと。
受験に向けた取り組みでは特に選抜コースの高3向けに「トップレベル特別講座」なる補習がアフタースクールプログラムの中に週当たり14限設けられています。
高大連携Sコース
難関私立大を目指すコースです。
関大14名を始めとする高大連携協定校9大学121名枠に優先的にエントリーが可能。
また同大3名、関学5名を始めとする指定校450名枠も利用可。
国際理解Gコース
海外の大学も視野にいれ、難関大学への進学を目指すコース。
英語で討論、プレゼンなどの表現力、また英語圏だけでなくアジア地域の多文化理解などグローバルな人材の育成を目指しています。
それを実現するための取り組みとして1年次のニュージーランドへの3ヶ月留学、国際プレゼンテーション大会への参加、英語による卒業エッセイの制作などがあります。
在学中に英検準1級を目標に、放課後講座として英検対策講座、英会話講座なども実施しています。
大学進学では高大連携コースと同様に関大14名を始めとする高大連携協定校9大学121名枠に優先的にエントリーが可能。
また同大3名、関学5名を始めとする指定校450名枠も利用可。
総合進学コース
有名私立大学への進学を目指すコース。
基礎学力の定着を徹底するため中学学習範囲の「学び直し」を実施しています。入学時の偏差値が50前後の人が多いためでしょう。
約80%の人ががクラブ活動を行っていますが、アフタースクール(放課後補習)が7~10限まであるので部活後でも補習が可能となっています。
大学進学では高大連携協定校9大学121名枠に二次エントリーが可能です。優先的にエントリーできるのは高大連携、国際Gです。
指定校450名枠も利用可
まとめ
大学への進学実績は連携校、指定校が多いだけに少しそこに頼っている感がありました。特に選抜コースに関しては難関国公立を・・の割には国公立への合格者が少ないのかなっという気がします。
国際理解Gはこれから看板コースになるように力を入れていくコースだと思いますが、やっと来年1期生が卒業だと思いますのでもう少し期待を持って注視したいと思います。
また部活動も盛んで全国大会常連のサッカー部を始めゴルフ、なぎなた、女子サッカー、書道パフォーマンスなど多彩なクラブが活発に活動しています。
詳しくはHPをご覧ください。奈良育英高のHPはこちら ☞奈良育英
それでは今日はこのへんで。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。
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